皆さんはザリガニ釣りやザリガニ獲りをしたことがありますか?
きっと多くの人が小さい頃、ザリガニ釣りやザリガニ獲りの経験があると思います。
私も小さい頃はザリガニ釣りが大好きでザリガニのいる池に毎日のように通っていました。
今でも子供たちには負けない自信があります!
私たちに最も馴染みが深いザリガニは「アメリカザリガニ」というザリガニですね。
赤いボディーに強そうな大きなハサミ、体も大きいので水辺でも存在感たっぷりの子供たちの人気者。
そんな「アメリカザリガニ」についてここ最近世間をざわつかせているニュースがあったので調べてみました。
今回この記事で分かること
・アメリカザリガニやアカミミガメについて新たな規制
・これまでの規制はどのような規制だったか
・現在の規制対象の外来ザリガニ
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アメリカザリガニが特定外来生物に!2023年6月1日より飼育禁止に?をまとめました。
【2022年】環境省はアメリカザリガニとミドリガメの放流などを禁止した上で一般家庭でペットとして飼うことはできる新たな仕組みを作る方針。アメリカザリガニが特定外来生物に指定されるのはいつから?
アメリカザリガニとは?とアメリカザリガニの生態と「特定外来生物」に指定されても飼育はOK?などの疑問をまとめました。続きを見る
アメリカザリガニとアカミミガメの規制【放流や販売目的の飼育など禁止】
令和4年5月11日、外来種の「アメリカザリガニ」と「アカミミガメ」の輸入や放流・販売目的の飼育と譲渡を禁止し家庭のペットとしてなら飼育・譲渡を例外的に認めるという規定を盛り込んだ外来生物法の改正案が可決・成立されました。
これはアメリカザリガニやアカミミガメが広く親しまれ飼育されていることを考慮し、「特定外来生物」に指定されても一部の規制を適用除外できる新たな枠組みを設け、個人の販売目的でない飼育や個人間の無償譲渡を容認するというものです。
今後は政令が定められ手続きを経て「アメリカザリガニ」や「アカミミガメ」を輸入・販売・放流が禁止されます。
※現在は改正案が可決・成立しましたが、施行については2023年を目指しているそうです。
➡2023年6月1日から規制されることが決定しました。
今回の新たな規制の経緯
これは、これまで賛否のあったアメリカザリガニとアカミミガメについて
令和4年1月11日に、環境に悪影響を及ぼす外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)について、環境相の諮問機関・中央環境審議会がペットとしての飼育や譲渡は認めつつ輸入や放流、販売目的の飼育と譲渡を禁止する新たな規制が必要だと答申したものを受けたものです。
その時、環境省の中央環境審議会が環境相に答申した内容はこちら
在来種や生態系に悪影響を及ぼすとして、
外来種の「アメリカザリガニ」や「アカミミガメ(通称:ミドリガメ)」について環境省の中央環境審議会は、輸入や放流、販売目的の飼育と譲渡を禁止する新たな規制が必要と環境相に答申しました。
しかし答申は飼育を禁止すると一般の人が大量放棄する恐れがあるとして、野外で捕獲した個体をペットとして飼ったり、譲渡したりすることは認めるとのこと。
環境省はこの新たな規制を盛り込んだ外来生物法改正案答申を今月(令和4年1月)からの通常国会で提出する方針。
今後は、「アメリカザリガニ」や「アカミミガメ」が「輸入・放流NG・販売目的の飼育と譲渡を禁止」
しかし法令で定めれば「野外で獲ったものは飼育・譲渡OK」
※現在は改正案が可決・成立しましたが、施行については2023年を目指しているそうです。
→2023年6月1日から規制されることが決定しました。
今飼育している個体は、野外に放したり捨てたりせず最後まで飼い続けましょう。
外来ザリガニにまつわる現在の規制
現在ザリガニに関し規制されているものは令和2年11月2日からスタートした「外来ザリガニ」についての規制です。
その規制の内容は、
規制対象の特定外来生物に指定されている外来ザリガニ(アメリカザリガニを除くすべての外来ザリガニ)を許可なく飼育したり譲渡したりすることを一律に禁じるというもの。
規制開始前からの飼育個体については許可を受けて飼い続ける事が出来ました。
※ただし繁殖させることはできません!
主にペットショップに売っている珍しい柄や色のザリガニが規制の対象になっています。
※今現在はアメリカザリガニ(改良品種を含む)は規制対象外のため申請する必要はありません
違反した場合は
個人:300万円以下の罰金または3年以下の懲役
法人:1億円以下の罰金
となります。
個人でも違反すると300万円以下の罰金または3年以下の懲役って結構厳しいものですね。
法人に至っては1億円以下・・・。
これほど厳しく規制しないといけないほど生態系に悪影響を及ぼす危険な生物という事でしょう。
こちらの規制内容について詳しくは環境省のサイトをご覧ください。
現在の規制対象のザリガニ
現在規制対象の外来ザリガニ
アメリカザリガニ以外の全ての種
販売名:ミステリークレイフィッシュ、フロリダブルー(フロリダハマー、アレニー)、フォーミス、バスキューザ、エノプロスターナム、メキシカンドワーフなど
※環境省パンフレットから引用
もはやザリガニとはわからないおしゃれな名前が多いですね。
今は規制がされてペットショップなどでも流通されていませんので参考までに。
もしどちらかで見かけましたら環境省に報告だ!
まとめ
アメリカザリガニとアカミミガメについての規制は可決・決定されましたが施工については2023年中を目指すとのことでした。
小さい頃川遊びや釣りでアメリカザリガニやミドリガメ(アカミミガメ)に出会い、親しみを持ち飼育を楽しむことで生き物への興味を持つきっかけになった人も多いかと思います。
そんな外来種の彼らは生き物が苦手な人もその名前を知らない人がいないほど、いつでも誰でも行けば会えるアイドルになり日本の環境に浸透してしまいました。
今回の規制のニュースはアメリカザリガニやミドリガメ(アカミミガメ)は外来種ではありますが私たちに馴染みが深い生物の一つなので複雑な意見を持つ人もいるかもしれません。
しかし、外来種の彼らが豊かだった日本の水辺の環境を変えてしまった事実を知っていますか?
繁殖力が強いために在来種を食べつくし、水草の切断や摂食による水生植物の減少など様々な悪影響を及ぼしています。
もちろん、アメリカザリガニやアカミミガメ等の外来種は何も悪くありません。
ただ生まれた場所で必死に生きているだけなんです。
これまでの、これからの生態系への影響を考え規制することは仕方ありませんし、早急に対策をしなければ取り返しのつかないことにりますが(なっている河川・湿地多数)
こんな時、人間の身勝手さに振り回されるのはいつも小さな生物たちなのだなと深く考えるばかりです。
これからの未来がや日本の自然環境が今よりもっと良くなるようにと願っているのはどの時代に生きる人も同じ願いだと思います。
しかし願うだけで結局は繰り返しているだけではありませんか?
私たちの幼い頃から言われていた「豊かな自然を守ろう」は今、本当に守られているかな?
私たちの暮らしが豊かになるほど自然は失われていないかな?
この私たちに最も親しい外来種たちの問題が身近な足元の自然や生き物の営みに気付く小さなきっかけになればいいなと私は思うのです。
この機会に日本にいる外来種の事を知ってみませんか?
外来種を学ぶきっかけとなるこちらをおススメします。
可愛いイラストで分かりやすく子供にも大人にも読みやすいですよ。
こちらもイラストが可愛く大変読みやすい本です。
クスっと笑える解説と外来種問題が漫画仕立てで描かれていて子供にも分かりやすい本です。
以上です。
日本には沢山の外来生物がいます。彼らの事を少しでも知るきっかけになるといいなと思います。
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