■メダカ

【アライグマのメダカ被害】捕獲機で100%効果的に捕獲するコツをまとめました

近年、メダカ愛好家との会話の中で

「メダカが忽然と姿を消した」

「飼育場が荒らされメダカがいなくなっていた」

などの話を聞くことが多くなってきました。

 

初心者でも比較的簡単に飼うことが出来るのでメダカがちょっとしたブームになり人間による盗難も増えていることも確かです。

どちらにせよ可愛がっていたメダカが忽然と姿を消してしまう事ほど不気味なものはありません。

人間の仕業か、動物の仕業か?

結論から言うと、

メダカが忽然と姿を消したり飼育場が荒らされている場合

95%はアライグマの仕業です。

 

 

この記事を読むとわかる事

・メダカがアライグマの被害にあったかも!?と思ったら

・アライグマの捕獲方法

・捕獲器の一般的な種類

・メダカのアライグマ被害に使用する捕獲器に仕掛けるエサ

・メダカのアライグマ被害に使用する最終手段の必殺の仕掛けエサ

 

アライグマに荒らされた飼育容器

 

メダカがアライグマに荒らされた!?と思ったら

 

アライグマと捕獲網

まず、メダカがアライグマに荒らされたかも?と思ったら


①メダカの被害がアライグマによるものかどうか確認する
②お住まいの県や市町村にメダカがアライグマ被害にあった事を相談する
③アライグマを捕獲する捕獲機を設置
④捕獲する(してもらう)
⑤処分する(してもらう)

という流れになります。

 

①メダカの被害がアライグマによるものかどうか確認しましょう

 

確認する方法は、監視カメラを仕掛けると効率よく確認できます。

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Amazon野外で使える監視カメラ一覧

防犯面でも使用でき、値段が手ごろの物でも十分使えますのでこの機会に一台いかがですか?

他にも、足跡などで確認することもできます。

こんな足跡が残されていたらアライグマです。

アライグマの指は5本あり、人間の子供の手のような形をしています。
他の獣と違って指から掌までくっきりと跡が残るのがアライグマの足跡の特徴です。

 

②お住まいの県や市町村にメダカがアライグマ被害にあった事を相談をします

アライグマと思われる獣からメダカや飼っている生き物への被害があった場合はまずお住まいの県・市町村へ相談してください。

えっ!?どうしてわざわざ県や市町村に相談しなきゃいけないの?
アライグマは特定外来生物に指定されているから勝手に捕まえたり処分は出来ないんだ

 

※詳しい内容はコチラ↓

・アライグマは外来生物法により「特定外来生物」に指定されていて、生きたまま運搬・保管等が禁止されている

・「特定外来生物」の捕獲や処分等は誰でも可能。しかしアライグマの場合は「鳥獣保護法」の規制がかかっているためアライグマを捕獲する場合、外来生物法に基づく防除計画の確認・認定、または鳥獣保護法に基づく捕獲許可の取得が必要

(※鳥獣保護管理法に違反して野生の鳥獣を捕獲した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます:環境省より引用)

県や市町村によって捕獲許可の取得方法が違いますので必ずお住まいの県・市町村に相談してください。必要に応じて捕獲器の貸し出しと業者を派遣してくれる場合があります。

(私の住む自治体では捕獲器の貸し出しと処分の業者を派遣してくれました)

※お住まいの県や市町村によって対応は違いますので必ず詳細はお住まいの県や市町村や専門の業者にご相談ください。

 

アライグマ対策【捕獲する捕獲機(アニマルトラップ)】

アライグマ対策としては主に捕獲用の檻を使用します。

お住まいの県や市町村に相談すると貸してもらえる場合もあります。

 

しかしアライグマの被害が増えていて申し込みが殺到している県や市町村によっては、捕獲柵に数の限りがあり1か月ほど待たないといけない場合もあるようです。

ようやく待って借りることが出来てもずっと借りれるわけではありません。
県や市町村によっては2週間くらいで返却しないといけない場合もあります。

貸し出しも1台だけなので、多く設置したい方や早く被害を食い止めたい方、常時設置したい場合は、お住まい市町村に許可を得て、ご自分で捕獲の準備をするか害獣の専門業者に依頼しましょう。

罠を使って掛かったアライグマの処分は捕獲許可や狩猟免許が必要ですのでご自身では対処できません。

 

もし設置した折に他のイタチやハクビシン、タヌキがかかったら自分の手で放獣しないといけません。

ご自分での対応が手に負えない場合はプロの業者にお任せしましょう。専門知識を持つプロの業者が対応してくれるので安全&確実です。

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アライグマを捕獲する捕獲機(アニマルトラップ)の種類

①エサを吊り下げるタイプの捕獲機

エサをフックに吊り下げるタイプです。

エサを吊り下げたフックが引っ張られたら後ろの扉が閉まり捕獲します。

フック吊り下げ方の特徴

①エサをフックに引っ掛けれるタイプなのでエサが地面に付かずアリなど虫がつきにくい。

②頑丈に作られているため構造が少し複雑でセット手順に慣れるのに時間がかかるが、力が強いアライグマでも扉を開けれない構造になっている。(頑丈な仕様なので少し力が必要です)

 

設置時にケガをしないようにグローブや軍手の使用をオススメします。エサは後部に取り付け扉があるのでエサの取り付けや取り換えが簡単です。

我が家はこちらの「フック式」の物を使用しました。

結構頑丈ですので力が必要でしたがアライグマは狂暴ですからその頑丈さが逆に安心感がありました。

 

②踏み込み式タイプの捕獲機

こちらは踏み込み式です。

踏み板を踏むと扉が閉まるタイプ。

踏み込み式の特徴

①折り畳み式なので女性でも簡単に組み立てが出来、すぐに設置できる。

②使わない時は小さくコンパクトに収納できる。

③持ち手の下部分に鉄板が取り付けてあるので、持ち運び時に網の中から危害を加えられてもケガをしないようになっている。

(これは意外と大事です。捕獲した時の獣は興奮状態ですから!)

④捕獲対象ではない獣が入っても簡単に放獣できる。

 

アライグマは意外と大きいくて捕獲機が小さいとエサだけ取って捕獲できない場合がありますので「L~LLサイズ」をお勧めします。

アライグマは意外と大きいです!

捕獲器を使用する時は軍手などもお忘れなく・・・ せっかくなのでカラーでおしゃれに

カラー軍手にするとアライグマ用として他の軍手と区別できます。

アライグマを捕獲器に仕掛けるコツ

アライグマを捕獲器に仕掛けるコツは仕込むエサにあります。

アライグマを捕獲する際に中におびき寄せるためのエサが必要なのですがお肉系(ウインナーやハム、からあげなど)は確かに確実に捕獲できるかと思いますが、アライグマ以外の小動物が罠にかかる場合がありますので、お肉系(ウインナーやハム、からあげなど)はNGです。

他の動物が檻にかかった場合、捕獲対象ではない動物は回収してもらえませんので自分で罠を開けて放す必要があります。
捕獲器にかかった獣は興奮しているので非常に危険です。

捕獲器は簡単に逃げ出せないように頑丈に設計されていますので、扉を開けて放獣するのも大変です。興奮状態の獣が暴れて噛みついたりする場合もありますので、確実にアライグマだけが入るエサを仕掛ける必要があります。

①リンゴやバナナなどの果物

アライグマは雑食なのでリンゴやバナナなども大好きです

業者さんに相談するとリンゴやバナナなどの果物を進められることがあります。
しかし、雑食のタヌキやハクビシンなども誤って捕獲器に入る場合があるので注意が必要です。

特定外来種の指定以外の動物が誤って入ってしまうとご自身で放獣しなければいけません。

果物を仕掛けのエサに使う場合は、キッチンのネットに適当に切った果物(リンゴやバナナなど)を入れ、口を結び捕獲器にセットします。

フックを吊り下げるタイプの捕獲器の場合はネットごと引っ掛ける。

その際フックは果物にも刺してください(写真のようにリンゴにもフックを指します)

アライグマ捕獲のエサ

 

②キャラメルコーンやカールなどのお菓子

アライグマは油で揚げた食べ物やお菓子が大好きです。

果物で効果がなかったらキャラメルコーンやカールなどのお菓子に代えてみましょう。

 

アライグマ捕獲器に使用する最終手段の必殺の仕掛けエサ

それでも捕獲できなければ

「必殺の仕掛けエサ」

「揚げてお砂糖をまぶしたパンやドーナツ」をお勧めします。

 

実はこれが一番効果あり!アライグマは油や甘いものが大好物なので効果抜群でした。

おススメは「ヤングドーナツ」です。

\ オススメ /


もし余っても小分けになっているのでおやつに食べれます!
なんなら、おやつ用に買って残りをアライグマのエサ用にしてもいいくらい美味しいです!

まとめ

以上、アライグマの捕獲器の紹介でした。

天敵のいないアライグマは今後ますます増えていくと思います。
まさか!と思っていてもアライグマは私たちの身近に潜んでいます。

大事なペットや可愛がっている生き物を守るためにもお早めにアライグマ対策をしましよう。

 

しかし

特定外来生物と言っても、アライグマも生き物です。
出来れば、殺生無しで何とか共存できるといいなと考えたりしますが難しい問題かもしれません。

人間の都合に振り回されるのはいつもそういった生き物たちです。

彼らはただ「生きているだけ」です。

一番いいのは、敷地内に出没しないように対策することでしょうか。

その対策はまた別の記事で。

日本にいる外来種の生態や歴史をわかりやすく面白おかしく書いてあるので
子供はもちろん大人も楽しめる一冊です。
この機会に外来種について理解を深めてみてはいかがでしょうか。




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